セントターザン（1987年生、母ニシノシラオキ）

セントターザン（1987年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のニシノエトランゼ（当時8歳）と交配したニシノシラオキが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方26戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は1991年のベストビット特別(B3)。

経歴

デビュー前

吉野勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

4月29日、デビュー戦は郷原洋行騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

6月17日、中6週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーザイコアレスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月22日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コクサイパワーに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、中6週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋行騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた6戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた8戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

11月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（1991年）

1月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに21kg増やして迎えた10戦目は、湯浅淳一騎手を鞍上に迎えて、雪割草特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲノスキーから4馬身差の2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた11戦目は、水仙特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯浅淳一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた12戦目は、高橋三郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヤワタボーイに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月17日、中3週で迎えた13戦目は、春光特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋三郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウカンダイハードから1馬身半差の2着に敗北した。

3月25日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋三郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のオートネボーイに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月21日、中3週で迎えた15戦目は、爽春特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋三郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミスバルセロナに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月28日、中4週で迎えた16戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ベストビット特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のゴジンカをクビ差制して4勝目をゲットした。

6月21日、中2週で迎えた17戦目は、ぎょしゃ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は高橋三郎騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた18戦目は、ドラマチックナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋三郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた19戦目は、京成盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋三郎騎手（6戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた20戦目は、一般B2二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋三郎騎手（7戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノカノンに3馬身の差をつけて制した。

10月9日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、金の鞍（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋三郎騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた22戦目は、まがたま賞（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋三郎騎手（9戦4勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピードドルフから5馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた23戦目は、ノベンバーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋三郎騎手（10戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた24戦目は、ターコイズ特別（船橋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋三郎騎手（11戦4勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた25戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、CTC盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1992年）

1月30日、中3週で迎えた26戦目は、ガーネット特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパージヨークからハナ差の2着となった。

3月2日、中4週で迎えた27戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、早春賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた28戦目は、弥生特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったリバーアゲンから1馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、中4週で迎えた29戦目は、房総特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた30戦目は、グリーンカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月18日、中6週で迎えた31戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、大井記念（大井ダート2500m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。15着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた32戦目は、ルビー特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋三郎騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1993年）

4月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた33戦目は、神奈川盃（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた34戦目は、房総特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた35戦目は、よみうりランド皐月盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。