イズミナイナー（1998年生、母イズミレディ）

イズミナイナー（1998年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時13歳）と交配したイズミレディが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タガミファーム。戦績は、中央平地35戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

1月6日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、エイシンモントークに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウォーターソルファをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月17日、中3週で迎えた3戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

4月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチェックザラックに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦2勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

10月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の久多特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バンブーユキヒメにハナ差交わされて2着に惜敗した。

11月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4歳（2002年）

1月20日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（9戦2勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（10戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のレインボーハルカに3馬身の差をつけて優勝

3月23日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

5月12日、中6週で迎えた16戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

10月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 雨/重）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月3日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（12戦3勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

5歳（2003年）

1月12日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（13戦3勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、サンライズテーストに3/4馬身交わされて2着となった。

2月2日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（14戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンライズテーストにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月15日、中5週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（15戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く持ち堪えて、最後は2着のテイクザケイクに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月10日、中7週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（16戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた25戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり18着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の御影特別（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（17戦4勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

9月13日、中8週で迎えた27戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

9月28日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の箕面特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

6歳（2004年）

3月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（18戦4勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5月8日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた31戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた32戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

9月25日、約4か月半の休養明けで迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（19戦4勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（20戦4勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（21戦4勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。