レルシールフローラ（2007年生、母ウインブロッサム）

レルシールフローラ（2007年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「異彩を放つ、際立って綺麗な花（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時10歳）と交配したウインブロッサムが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方24戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の3歳C1。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月6日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1800m 外回り小雨/重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

6月2日、中7週で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールデンスターを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

6月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳C1（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のデルマコルネリアに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月15日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャークモネを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて順当に勝利した。

8月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るガネーシャを強烈な末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

8月31日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のダンスシェイカーに3馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月11日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

4歳（2011年）

1月16日、中4週で迎えた9戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

3月10日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、久保田泰司さんお疲れ様でした（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスピンヒーローを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って順当に勝利した。

3月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したメイショウガラシャを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月29日、連闘で迎えた13戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本茜騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、水瀬伊織様15歳のお誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本茜騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本茜騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5月25日、連闘で迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキングゴールドオーをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本茜騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

6月16日、連闘で迎えた19戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

6月23日、連闘で迎えた20戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったユウターウェーヴに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

7月6日、中1週で迎えた21戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコーザンソナタに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中4週で迎えた22戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた23戦目は、宮下瞳☆16年間お疲れ様でした（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた24戦目は、松来未祐誕生日記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた25戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

9月28日、連闘で迎えた26戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5歳（2012年）

3月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた27戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート800m 小雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた28戦目は、祝!南孝明60歳定年退職記念（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた29戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。