レイホーロード（1988年生、母シングルホーク）

レイホーロード（1988年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時13歳）と交配したシングルホークが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地16戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の飯豊特別(900万下牝)。

経歴

デビュー前

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

1月26日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着を確保した。

2月9日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミノワショウグンに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月13日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハツノジョニーに1馬身1/4の差をつけて制した。

4月28日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦2勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、16着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた5戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。20頭立ての12番人気で19番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

12月7日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4歳（1992年）

1月5日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月4日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（6戦2勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったイヨスイセイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗れた。

6月7日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシアトルリヴァーに2馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

8月22日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（10戦3勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブランドパンドラに2馬身の差をつけて制した。

10月3日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で江田照男騎手（11戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で江田照男騎手（12戦4勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で江田照男騎手（13戦4勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。