イヨスイセイ（1988年生、母ビンゴメグミ）

経歴

デビュー前

3歳（1991年）

3月30日、デビュー戦は細川英二騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったツエルクプリンスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月20日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウチポートを次元の違う末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

8月10日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

4歳（1992年）

1月11日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったコクトビューティーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

1月26日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したタップオンスターを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったパルテノンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月8日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のファニーエンドレスに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月4日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のレイホーロードに1馬身1/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月10日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた10戦目は、欅ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦2勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、麦秋ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（7戦2勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月6日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋司騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で郷原洋司騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

5歳（1993年）

1月6日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で郷原洋司騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったダブルアクセルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月17日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で郷原洋司騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のクラリッサを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

2月13日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で郷原洋司騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキャリイアウトを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3月28日、中5週で迎えた17戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で郷原洋司騎手（13戦4勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6歳（1994年）

1月8日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で郷原洋司騎手（14戦4勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で郷原洋司騎手（15戦4勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた20戦目は、卯月ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は17戦連続で郷原洋司騎手（16戦4勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は18戦連続で郷原洋司騎手（17戦4勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたリバーセキトバ決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月5日、中3週で迎えた22戦目は、麦秋ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で郷原洋司騎手（18戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレガシーオブゼルダを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。