メイショウクレモナ（2007年生、母メイショウエール）

メイショウクレモナ（2007年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋バイオリンの聖地といわれるイタリアの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時8歳）と交配したメイショウエールが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月28日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着を確保した。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエンジェルブレスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

4歳（2011年）

4月23日、約9か月の休み明けで迎えた10戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

6月22日、中8週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた12戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、バルーンカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月21日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

10月8日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

11月29日、中6週で迎えた18戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカッププロメテウス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマッシヴリーダーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って久々に勝ち星を挙げた。

5歳（2012年）

2月5日、中9週で迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。