ユキノチャンス（1996年生、母タニノアラモード）

ユキノチャンス（1996年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロアルダン（当時11歳）と交配したタニノアラモードが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コバ牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

3月7日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のプリンセスジュンをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

6月6日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

6月19日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

4歳（2000年）

2月27日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月26日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

5歳（2001年）

1月6日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

2月18日、中2週で迎えた12戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた13戦目は、’01フレンドリービット特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

3月24日、中0週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（11戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（12戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタカミコタンを半馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

5月26日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（13戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月17日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（14戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月22日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（15戦2勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

9月8日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（16戦2勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したキヨノアクターに3/4馬身届かず2着となった。

11月3日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（17戦2勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（18戦2勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。