フジノスピードオー（1994年生、母Desert Holly）
Fujino Speed O
1994.03.26
フジノスピードオー（1994年3月26日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のNureyev（当時17歳）と交配したDesert Hollyが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地17戦2勝2着3回、地方38戦8勝。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下。
経歴
デビュー前
中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1996年）
11月10日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。
11月23日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。
3歳（1997年）
5月25日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。
6月7日、中1週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったサザンカに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
6月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスターマイライフをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。
7月19日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。
8月10日、中2週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。
12月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたオーサカヅキ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。
4歳（1998年）
1月5日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。
1月24日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。
1月31日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のブライトマリンを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。
3月1日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。
12月13日、約9か月半の休養明けで迎えた13戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
12月20日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったワシントンパイザーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
5歳（1999年）
1月10日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。
5月16日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。
5月23日、連闘で迎えた17戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。
10月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。
10月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般A（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畠山信一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。
11月3日、連闘で迎えた20戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畠山信一騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。
11月22日、中2週で迎えた21戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で畠山信一騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。
12月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で畠山信一騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。
12月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で畠山信一騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
12月31日、中1週で迎えた24戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で畠山信一騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。
6歳（2000年）
1月9日、連闘で迎えた25戦目は、一般A（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で畠山信一騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。
2月11日、中4週で迎えた26戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。
2月28日、中1週で迎えた27戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。
3月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。
3月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般A B（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキシノスキーに3/4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
4月6日、中1週で迎えた30戦目は、赤見千尋騎手を鞍上に迎えて、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。
4月23日、中1週で迎えた31戦目は、福元弘二騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。
5月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は赤見千尋騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。
5月21日、中1週で迎えた33戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は福元弘二騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。
6月4日、中1週で迎えた34戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福元弘二騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。
6月18日、中1週で迎えた35戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福元弘二騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。
7月2日、中1週で迎えた36戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福元弘二騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。
7月23日、中2週で迎えた37戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。
8月13日、中2週で迎えた38戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。
8月26日、中1週で迎えた39戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のカグラトップに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
9月10日、中1週で迎えた40戦目は、りんどう特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。
9月23日、中1週で迎えた41戦目は、一般A B（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は赤見千尋騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。
10月13日、中2週で迎えた42戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤見千尋騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。
11月23日、中5週で迎えた43戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は畠山信一騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。
7歳（2001年）
9月10日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた44戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で畠山信一騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のゲートウェーマサコをクビ差制して久々の一戦をモノにした。
9月17日、連闘で迎えた45戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で畠山信一騎手（10戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタカノプレジャーに2馬身半の差をつけて6勝目を収める
9月30日、中1週で迎えた46戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で畠山信一騎手（11戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディーユウジに5馬身の差をつけて7勝目をマークした。
10月6日、連闘で迎えた47戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で畠山信一騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルバーボンに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
10月21日、中1週で迎えた48戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で畠山信一騎手（13戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のミタカセントオーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
11月3日、中1週で迎えた49戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で畠山信一騎手（14戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシェルターに半馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。
11月25日、中2週で迎えた50戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で畠山信一騎手（15戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月10日、中1週で迎えた51戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で畠山信一騎手（16戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。
12月23日、中1週で迎えた52戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。
8歳（2002年）
1月4日、中1週で迎えた53戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は畠山信一騎手（17戦6勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。
1月14日、中0週で迎えた54戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畠山信一騎手（18戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。
4月14日、約3か月の休み明けで迎えた55戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。