アニバーサリー（2005年生、母ドリームホリデー）

アニバーサリー（2005年1月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「記念日」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロブライト（当時11歳）と交配したドリームホリデーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺村、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方25戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の早池峰山山開きレース(一般B2六)。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月8日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月5日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた3戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のJA岩手ふるさとはと麦杯（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2三（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトーセンソフィアをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドリームオブワイに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

10月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオメガユーロスターを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルアドミラルに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイムウイズゴーに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月23日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1十（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャイニングベガに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

12月22日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1十（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた14戦目は、小本街道レース（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオイコミジョウズに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビバサーストンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

5月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた19戦目は、マリオス20F スカイメトロ杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた20戦目は、早池峰山山開きレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグラスホープに1馬身半の差をつけて7勝目を掴み取った。

7月13日、中3週で迎えた21戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（9戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビバサーストンを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた23戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月18日、中8週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた24戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

11月30日、中5週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた25戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（9戦3勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた26戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、たねいちウニまつりレース（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したネクストスターを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5歳（2010年）

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、奥州市職員奥馬の会会長賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（10戦3勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。