アラクネベガ（2005年生、母ニッポーダイリン）

アラクネベガ（2005年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する娘＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時9歳）と交配したニッポーダイリンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）アイオイファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方36戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2九。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

5月18日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に敗れた。

7月27日、連闘で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月15日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月18日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

11月29日、連闘で迎えた10戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンメイミヤビに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月10日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

3月23日、中9週で迎えた13戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本浩司騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワイエスオースにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月20日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本浩司騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で関本浩司騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で関本浩司騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で関本浩司騎手（10戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワイエスファイヤーに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月25日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で関本浩司騎手（11戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

6月1日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で関本浩司騎手（12戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カキツバタサンデーに3/4馬身交わされて2着となった。

6月8日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で関本浩司騎手（13戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲイリースナイパーに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

6月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で関本浩司騎手（14戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で関本浩司騎手（15戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2六七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で関本浩司騎手（16戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

7月25日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で関本浩司騎手（17戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

8月3日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で関本浩司騎手（18戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月29日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で関本浩司騎手（19戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

9月5日、連闘で迎えた29戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた30戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマキシムカラスを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月22日、中0週で迎えた31戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（20戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（21戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（22戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本浩司騎手（23戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本浩司騎手（24戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた36戦目は、平山真希騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は関本浩司騎手（25戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（26戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（27戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月30日、中0週で迎えた40戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本浩司騎手（28戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

5歳（2010年）

1月4日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で関本浩司騎手（29戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレイナエスペランサに4馬身の差をつけて3勝目をマークした。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた42戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。