ロトディパーチャー（2007年生、母モージョ）

ロトディパーチャー（2007年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋出発。好運の出走を祈って」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時17歳）と交配したモージョが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）高橋農場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、中央障害5戦0勝、地方21戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、國武佳博によって420万円で落札された。

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

6月20日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったココカラに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアドマイヤプレミアに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月20日、中6週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

12月13日、中6週で迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3歳（2010年）

1月17日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

4月18日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月24日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

4歳（2011年）

1月8日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた16戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月18日、中7週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた21戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、大分川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた22戦目は、大村湾特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のマイネサブリナを半馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

8月21日、中2週で迎えた23戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、久住山特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた24戦目は、池田湖特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた25戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、脊振山特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったメイホウホップに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月10日、中1週で迎えた26戦目は、玄界灘特別（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、デュナメスに3/4馬身交わされて2着となった。

10月22日、中1週で迎えた27戦目は、緑川特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた28戦目は、五ヶ瀬川特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイネサブリナに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

5歳（2012年）

1月7日、中8週で迎えた29戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、末広特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた30戦目は、猛虎特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフウリンカザンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた31戦目は、駿麗特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた32戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、朧月特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月22日、中2週で迎えた33戦目は、春霞特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた34戦目は、強羅特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた35戦目は、山吹特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた36戦目は、鴨宮特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた37戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、報知新聞創刊140周年記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月3日、中5週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の夏休み特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた39戦目は、朝顔特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた40戦目は、菊屋今川焼賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた41戦目は、九美上特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

11月11日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた42戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月1日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた43戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（2013年）

3月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた44戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた45戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月17日、約6か月半の休養明けで迎えた46戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。