ダイワスペリアー（1995年生、母インバレル）

ダイワスペリアー（1995年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時16歳）と交配したインバレルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着2回。1998年の日本ダービー（東京優駿）(G1)で3着に入った他、1998年のセントライト記念(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

1月10日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランジャーに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月22日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のジャストアンバーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったタイキブライドルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦2勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月27日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったレオリュウホウに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月8日、中5週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。