グランジャー（1995年生、母カランドララーク）

グランジャー（1995年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時12歳）と交配したカランドララークが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着3回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

11月29日、デビュー戦は田村宏之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は492kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトキオパーフェクトに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3歳（1998年）

3月2日、中9週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダイワスペリアーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田村宏之騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラッキーライトに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったジョウノパリジャンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（1999年）

2月14日、約8か月の休み明けで迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシロヤマレリックに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月18日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

5歳（2000年）

4月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田村宏之騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4月22日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジンギスカンシチーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の日光特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は田村宏之騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

6歳（2001年）

6月2日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた17戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡特別（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田村宏之騎手（8戦0勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（9戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7歳（2002年）

3月3日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の両国特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた23戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、星野純一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の赤レンガ記念（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月23日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、地方重賞のエトワール賞（札幌(地)ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で星野純一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。