マイネルオベリスク（2007年生、母シンカンメグミ）

マイネルオベリスク（2007年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋方尖塔」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時10歳）と交配したシンカンメグミが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。戦績は、中央平地27戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の上総ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,000万円（20万×100口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

9月13日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月29日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったセイリオスにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

12月13日、中1週で迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タイムカードに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2010年）

1月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウエスタンブラボーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月31日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

7月3日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のカゼノグッドボーイを半馬身振り切って久々の実戦を制した。

7月25日、中2週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月31日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた11戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたバルーン決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4歳（2011年）

1月16日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はA.クラストゥス騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したガンマーバーストに半馬身届かず2着となった。

2月13日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.クラストゥス騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた15戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のナイトフッドに3馬身の差をつけて3勝目を収める

4月16日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の桜島ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のクリュギストをクビ差振り切って4勝目を手にした。

11月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた18戦目は、B.プレブル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2011ゴールデンブライドルトロフィー（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の2011フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はI.メンディザバル騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

5歳（2012年）

1月21日、中3週で迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴールデンチケットを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月4日、中5週で迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の上総ステークス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のサイオンを半馬身振り切って5勝目を獲得した。

3月25日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた23戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

6歳（2013年）

7月14日、約15か月の休み明けで迎えた24戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、ジュライステークス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた25戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

9月28日、中8週で迎えた26戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。