プリヴィレッジ（2015年生、母スマイルダンサー）

プリヴィレッジ（2015年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「特権」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時9歳）と交配したスマイルダンサーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方18戦1勝2着3回。2017年のジュニアグランプリ(M1)で2着に入った他、2017年の若鮎賞(M3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、グランデファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって486万円で落札された。

伊藤和忍厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2017年）

7月16日、デビュー戦は菅原俊吏騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したブレシアイルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳M3の若鮎賞（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月21日、連闘で迎えた3戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳M3のビギナーズカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、2歳M1のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したモリノラスボスにクビ差届かず2着となった。

10月15日、中3週で迎えた6戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、2歳M2の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた8戦目は、2歳M1の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

12月23日、中3週で迎えた10戦目は、2歳A（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（6戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったスターギアに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

3歳（2018年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳戦の春の錦賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のルピナス賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（7戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた15戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のピーベリーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（9戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月8日、中5週で迎えた17戦目は、3歳M2のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（10戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた18戦目は、福島テレビオープン（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（11戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

8月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳戦のオニキス賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

8月26日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（12戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。