リードトライデント（1985年生、母リキユウホー）

リードトライデント（1985年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイテエム（当時16歳）と交配したリキユウホーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回、地方11戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の有田特別(400万下)。

経歴

デビュー前

田中良平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

11月8日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤエノダイヤにハナ差届かず2着に惜敗した。

11月14日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクインモーニングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳400万下のさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3歳（1988年）

1月17日、中3週で迎えた5戦目は、4歳400万下の若菜賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた7戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた8戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のさわらび賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

7月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の若戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るオーゴンライダァを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月20日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下の高千穂特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山勝秀騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（1989年）

4月23日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた15戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り雨/重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた16戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は上野清章騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の三田特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

6月25日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた20戦目は、出口隆義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたヒデドラゴン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月29日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下の若戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口隆義騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロングタカラを半馬身振り切って3勝目をゲットした。

9月10日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月23日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上900万下の夙川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

5歳（1990年）

1月15日、中2週で迎えた25戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた26戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた27戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は松本達也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

5月17日、中9週で迎えた30戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、小瀬特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた31戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、清流短距離特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のビンゴージェットに半馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月15日、中1週で迎えた32戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、白ばら特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったリアルサンから1馬身半差の2着となった。

7月9日、中2週で迎えた33戦目は、岐阜県議会議長杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったビリーザキッドから半馬身差の2着となった。

7月25日、中1週で迎えた34戦目は、一般A12 B1（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月27日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた35戦目は、スポニチ杯（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1991年）

1月10日、中1週で迎えた36戦目は、迎春特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月21日、中5週で迎えた37戦目は、うぐいす特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂口重政騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったノースヒーローから1馬身半差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた40戦目は、一般B2ロ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂口重政騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。