マチカネミラージュ（1993年生、母Melodrama）

Machikane Mirage

1993.04.24

マチカネミラージュ（1993年4月24日）は、イギリスで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のMachiavellian（当時6歳）と交配したMelodramaが16歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

3月23日、デビュー戦はM.ロバーツ騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エーブインディーンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未出走（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のジーワンシチーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月27日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、4歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続でM.ロバーツ騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

6月8日、中5週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月30日、中2週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のローズマリー賞（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のリンガスドリームをハナ差振り切って2勝目を手にした。

4歳（1997年）

7月13日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハートマンを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

8月23日、中5週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月7日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の下総特別（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。