キョウワハヤブサ（1993年生、母グッバイヘイロー）

キョウワハヤブサ（1993年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナスルエルアラブ（当時8歳）と交配したグッバイヘイローが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地18戦0勝2着1回、地方12戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年のりんどう賞(一般B1)。

経歴

デビュー前

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

4月20日、デビュー戦は山田泰誠騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月3日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦の白川郷特別イ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月30日、中0週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着を確保した。

4歳（1997年）

1月27日、中5週で迎えた6戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

3月1日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったワカサアイネスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月22日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

4月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、佐渡特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブーリコから3/4馬身差の2着となった。

5月18日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた13戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月14日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の渡島特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月24日、中5週で迎えた17戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

12月22日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、B1（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1998年）

1月4日、中1週で迎えた22戦目は、吉田隆三騎手を鞍上に迎えて、一般B2（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったカチドキエースから半馬身差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた23戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、岩手県騎手招待特別（荒尾ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシノリーブに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月22日、中2週で迎えた25戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、つばき特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた26戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のタヤスロダンに1馬身の差をつけて優勝

3月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆三騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後はステイクオールと並んで3着同着となった。

4月19日、中2週で迎えた28戦目は、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた29戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた30戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、根子岳特設（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。