アエノベアハート（2001年生、母グスコーブドリ）

アエノベアハート（2001年5月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時8歳）と交配したグスコーブドリが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂東ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方41戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂東ファームから「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって315万円で落札された。

清水博昭厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2003年）

8月24日、デビュー戦は蔵重浩一郎騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は433kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るユキノクレセントを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2004年）

7月12日、約11か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

7月25日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳A4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月4日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦1勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

9月26日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月10日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、3歳A4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスガオに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニッシングリンに2馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

11月28日、中1週で迎えた11戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬売店組合八田売店杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエンプレスクイーンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月20日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1-6（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4歳（2005年）

1月2日、中1週で迎えた13戦目は、たこタロウ杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月4日、中0週で迎えた16戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のミモザ賞（金沢ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラユウカにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

5月29日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（9戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた18戦目は、竹田吉孝騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜シルバー（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた19戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、信ちゃん勇退記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

6月27日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（10戦2勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた22戦目は、立士&峰子誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（11戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるスフィアーを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

8月7日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のあさがお賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（12戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月21日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のラベンダー賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（13戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニッコーハヤブサにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた25戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ゴールド（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた26戦目は、金沢競馬売店組合宮川売店杯（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（14戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（15戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた28戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（16戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は竹田吉孝騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた30戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉孝騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉孝騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

5歳（2006年）

3月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた32戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦のアザレア賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（17戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月7日、中1週で迎えた35戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（18戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2-4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた39戦目は、牝馬限定戦のビンカ賞（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた40戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた41戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた42戦目は、牝馬限定戦のグラジオラス賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のミズホトウショウを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。