タケショウクィーン（2005年生、母フサイチクイーン）

タケショウクィーン（2005年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時6歳）と交配したフサイチクイーンが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富菜牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦4勝2着4回。2008年の黒潮菊花賞(地方重賞)に勝利した他、2008年の黒潮皐月賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富菜牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、富菜牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月28日、デビュー戦は草野太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

10月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

11月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた4戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、2歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

3歳（2008年）

1月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた6戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般E7（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた7戦目は、一般E9（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた8戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、オクラにソルゴー特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

2月24日、連闘で迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモテヤンに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月2日、連闘で迎えた10戦目は、一般E8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のポッシェをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

3月15日、中1週で迎えた11戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、畜産ふれあい体験特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた12戦目は、ビバックス特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシロキタトップガンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月5日、連闘で迎えた13戦目は、一般E6（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般E6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハローカピタンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗れた。

5月11日、連闘で迎えた16戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のグランドオークを半馬身振り切って3勝目を掴み取った。

6月1日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた17戦目は、3歳KJ1の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で濱田達也騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は本橋孝太騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は濱田達也騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるパッショネートキスを捕まえ切れず、9馬身差の2着となった。

7月26日、中2週で迎えた20戦目は、一般D4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で濱田達也騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた21戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

9月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒカルヴィオーラを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月3日、中3週で迎えた23戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般D2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダンシングゴールドを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月12日、連闘で迎えた24戦目は、一般C6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた25戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた26戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた27戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4歳（2009年）

1月14日、中2週で迎えた28戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた29戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月17日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月16日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた31戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は脇田創騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3八九十（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（5戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた35戦目は、一般C3八九十（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は脇田創騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

7月1日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、一般C3七八（浦和ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。