マツリダレーベン（2016年生、母ジーントウショウ）

マツリダレーベン（2016年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時21歳）と交配したジーントウショウが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡博。2019年のオパールカップ（ベストウォーリア(M2)に勝利した他、2018年のジュニアグランプリ(M1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、片岡博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、FAVOURSTARLIMITEDによって270万円で落札された。2歳のとき、山口ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって864万円で落札された。

菅原勲厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2018年）

7月15日、デビュー戦は高松亮騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は443kg。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったサンエイフラワーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳M3の若鮎賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月21日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳M1のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したリンゾウチャネルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンエイフラワーをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

11月26日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 晴/重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

12月10日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた9戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、2歳M3の寒菊賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2019年）

3月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、3歳戦の奥州愛馬の会会長賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のシバザクラ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサンエイフラワーをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

5月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルオリエンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月7日、中5週で迎えた15戦目は、3歳M2のオパールカップ（ベストウォーリア（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンエイフラワーに3馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

12月17日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、冬至特別（水沢ダート1900m 小雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

4歳（2020年）

1月6日、中2週で迎えた17戦目は、地方重賞のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（10戦4勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた19戦目は、桜花特別（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた20戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

7月20日、中9週で迎えた21戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、OROターフ特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月2日、中1週で迎えた22戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた23戦目は、桂樹杯（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた24戦目は、OROターフ特別（盛岡ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。