マイネルオリエンス（2016年生、母トーホークイーン）

マイネルオリエンス（2016年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋夜明け（ラテン語）」。毛色は栗毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時10歳）と交配したトーホークイーンが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大北牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳C1一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大北牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって540万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月10日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

12月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

12月16日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

3歳（2019年）

1月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた9戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のララチャンに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバンパイを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

5月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったヤマトタケルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、マツリダレーベンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中5週で迎えた13戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

4歳（2020年）

1月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

2月15日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサイモンルチアーノに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月12日、中1週で迎えた20戦目は、花まつり特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた21戦目は、薫風特選（佐賀ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた22戦目は、ケンタウルス座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた23戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1300m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1300m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で金山昇馬騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた27戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、立秋特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた28戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、てんびん座特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた29戦目は、彼岸特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた30戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた31戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた32戦目は、木枯らし賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は金山昇馬騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた33戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた35戦目は、冬至賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5歳（2021年）

1月11日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は出水拓人騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。