サイモンルチアーノ（2015年生、母ファイヤーフレンチ）

サイモンルチアーノ（2015年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋Ｌｕｘ（ラテン語で輝く）に由来する人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のロードアルティマ（当時15歳）と交配したファイヤーフレンチが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は今川満良。主な勝ち鞍は2019年の一般C14。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マルシチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、B.Bレーシングによって248.4万円で落札された。2歳のとき、坂東牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、澤田昭紀によって810万円で落札された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

9月2日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

12月3日、中9週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3歳（2018年）

2月12日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた8戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

6月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月24日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた12戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

9月14日、中4週で迎えた13戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の競馬大好き都丸ちよ様誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒロノイッセイに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったアイビリーブに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中9週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2019年）

1月2日、中1週で迎えた17戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、2019松島記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた19戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のケイアイマスクラをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

3月13日、中3週で迎えた20戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、善太川特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインサジェスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月15日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた23戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた24戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの北辰特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

11月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

5歳（2020年）

1月4日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリーダーズに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスターオブレビューに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月9日、中2週で迎えた29戦目は、今日もしゃべりずき!杯（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフォーエロをアタマ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

3月15日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプルマブランカに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で出水拓人騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルオリエンスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中1週で迎えた32戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で出水拓人騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したドラゴンダナにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月26日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で出水拓人騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったムーンシュトラールに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月10日、中1週で迎えた34戦目は、薫風特選（佐賀ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で出水拓人騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた35戦目は、入梅特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で出水拓人騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた36戦目は、しし座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で出水拓人騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。