モエレスラッガー（2007年生、母エルフィッシュ）

モエレスラッガー（2007年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強打者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時10歳）と交配したエルフィッシュが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地5戦0勝、地方28戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中村和夫から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

6月3日、デビュー戦は小嶋久輝騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のブンブイチドウに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月26日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

3歳（2010年）

1月10日、中1週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

4月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月22日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシューバデオーロを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

7月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアマノハバヤを半馬身振り切って制した。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2二（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、蒼雲特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヴォルテックスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2011年）

1月12日、中2週で迎えた15戦目は、ガーネット特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた16戦目は、早春特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3月4日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた17戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、荒尾たいぎゃ速かスプリント（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた18戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、観音岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた19戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、普賢岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた20戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったサチノベストセラーから5馬身差の2着となった。

7月29日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、久住山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた22戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、菜切川カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた23戦目は、通潤橋スプリンター特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた24戦目は、洞が岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月2日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、増永川カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた26戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、妙見岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた27戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、秋分の日特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた29戦目は、不知火賞（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた31戦目は、七五三特選（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた32戦目は、ツワブキ特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤智久騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた33戦目は、馬産地協賛阿蘇烏帽子岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤智久騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。