サチノベストセラー（2006年生、母ヤクモローレル）

サチノベストセラー（2006年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋チューリップの品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のミラクルアドマイヤ（当時11歳）と交配したヤクモローレルが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は駒沢明憲。戦績は、中央平地11戦0勝、地方43戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年の2011M&Kジョッキーズカップ（第4戦）(一般C)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、駒沢明憲から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月24日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6月6日、中1週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月19日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、荒尾の若葉ちゃん誕生日記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月27日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のユニオンレディーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月15日、中2週で迎えた14戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月19日、中4週で迎えた15戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河野直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2010年）

5月21日、約6か月の休み明けで迎えた16戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキリシマスピードから3/4馬身差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた18戦目は、もっかいビーム!!杯（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノニケに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

7月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた21戦目は、本気で走る仔を育てるカップ（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隆二騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた22戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田隆二騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムアコガレに4馬身の差をつけて制した。

9月24日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田隆二騎手（9戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた24戦目は、ヒビキサンナンクルナイサ杯（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田隆二騎手（10戦3勝）。7頭立ての圧倒的2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルラスターからクビ差の2着に甘んじた。

10月15日、連闘で迎えた25戦目は、うーさん記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田隆二騎手（11戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウアスナロから2馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田隆二騎手（12戦3勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキリシマスピードから4馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた27戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、妙見岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた28戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、荒尾とつけむにゃスプリント（荒尾ダート950m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、杉村騎手☆よかったばい記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（13戦3勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーソングに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月17日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた30戦目は、クリスマスローズ特選（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（14戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた31戦目は、年忘れ特選（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（15戦4勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンキラリに1馬身の差をつけて優勝

5歳（2011年）

1月14日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（16戦5勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のアラバマフォンテンに1馬身の差をつけて制した。

1月21日、連闘で迎えた33戦目は、2011M&Kジョッキーズカップ（第4戦）（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（17戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーホーマに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月3日、中1週で迎えた34戦目は、荒尾まっぽしスプリント（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は松島慧騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月10日、連闘で迎えた35戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（18戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシークレットハートをハナ差制して断トツの支持に応えた。

2月18日、連闘で迎えた36戦目は、フェニックス特別（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（19戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブライダルヒミコから3馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中2週で迎えた37戦目は、地方重賞の開設83周年記念大阿蘇大賞典（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（20戦8勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月17日、連闘で迎えた38戦目は、荒尾むしゃんよかスプリント（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は松島慧騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月27日、中0週で迎えた39戦目は、観音岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（21戦8勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムマーチから2馬身差の2着となった。

4月7日、中1週で迎えた40戦目は、上荒尾熊野座神楽特選（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（22戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた41戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレスラッガーに5馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

5月1日、中1週で迎えた42戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（23戦8勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のティアーズゴーバイに1馬身半の差をつけて優勝

5月20日、中2週で迎えた43戦目は、市房山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（24戦9勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月27日、連闘で迎えた44戦目は、多良岳カップ（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（25戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた45戦目は、高瀬川カップ（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（26戦9勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムテンガネから3馬身差の2着に敗北した。

6月17日、連闘で迎えた46戦目は、みなづき特別（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（27戦9勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた47戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、不知火賞（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた48戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（28戦9勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた49戦目は、久住山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（29戦9勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

8月5日、連闘で迎えた50戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（30戦9勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた51戦目は、月田川特選（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（31戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた52戦目は、増永川カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（32戦9勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた53戦目は、ホークス杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隆二騎手（33戦9勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた54戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田隆二騎手（34戦9勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。