ブレイズワン（2003年生、母シーサイドエンゼル）

ブレイズワン（2003年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「炎＋一。一番強い輝き」。毛色は栗毛。種牡馬のブラックタキシード（当時7歳）と交配したシーサイドエンゼルが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）加藤ステーブル。戦績は、中央平地28戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2007年の名古屋日刊スポーツ杯(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、加藤ステーブルから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田中昇によって745.5万円で落札された。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

6月19日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた2戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3歳（2006年）

1月14日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

1月21日、連闘で迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

3月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

3月19日、中1週で迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたマイネルスパーダ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は上野翔騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のハリーダンカンをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月21日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

12月9日、中4週で迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳴海特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったバンブーウエファに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月17日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4歳（2007年）

4月8日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の桜木特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4月21日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダノンスイショウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月12日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスズカダークにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月10日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したマンハッタンスカイにアタマ差届かず2着に惜敗した。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のベルフリーに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月28日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月18日、中2週で迎えた23戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の栗子特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したビッグベアシチーに半馬身届かず2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のイイデレインジャーに1馬身半の差をつけて制した。

5歳（2008年）

1月12日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったバトルバニヤンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川浩大騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。