スズミッドビル（1987年生、母スズスイート）

スズミッドビル（1987年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のナイスダンサー（当時18歳）と交配したスズスイートが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は斉藤政志。戦績は、中央平地4戦0勝、地方18戦13勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年のしもつけオークス。

経歴

デビュー前

菅原末治厩舎（宇都宮）へ入厩。

2歳（1989年）

12月27日、デビュー戦は西村一浩騎手を鞍上に据えて、3歳（宇都宮ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は465kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1990年）

4月21日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳（足利ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村一浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のニシネソーブレストに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月1日、中0週で迎えた3戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村一浩騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエイトワンに2馬身の差をつけて制した。

5月26日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西村一浩騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のダイイチトモコに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月13日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西村一浩騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスターライトワンに3/4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西村一浩騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のピユウアマインドに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月4日、中0週で迎えた7戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、4歳（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のウイデイーザーに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月17日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は西村一浩騎手（6戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のドウカンパートに1馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月22日、中4週で迎えた9戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村一浩騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のピユウアマインドに2馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

9月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のしもつけオークス（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトチノシラユリをアタマ差制して驚異の9連勝を決めた。

4歳（1991年）

2月7日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、一般B1 B2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西村一浩騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったコインダラーから2馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中2週で迎えた12戦目は、きさらぎ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村一浩騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般A2 B1（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシネアサブキから3/4馬身差の2着となった。

4月8日、中3週で迎えた14戦目は、とき草特別（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般B1（宇都宮ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のチョウカイデュールに半馬身の差をつけて優勝

5月4日、連闘で迎えた16戦目は、一般A2（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダイフクボーイに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月13日、中5週で迎えた17戦目は、一般A1 A2（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナステイターンをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

6月28日、中1週で迎えた18戦目は、シンビジウム特別（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手（7戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のムツミオリコンに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月4日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月14日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。