ピュアファンタジー（2017年生、母カーディアンゴット）

ピュアファンタジー（2017年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「純な空想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時14歳）と交配したカーディアンゴットが20歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中川浩典。主な勝ち鞍は2021年の月見草特別(一般B3四 C1一ハンデ)。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月16日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

3歳（2020年）

3月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4月18日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 雨/不良）に出走。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

6月21日、中8週で迎えた5戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

7月4日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったミモザゴールに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

8月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

10月1日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ホントのイケメン牧全特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた11戦目は、美唄産「峰ななつぼし」新米特別（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、道産小麦に麦チェン!特別（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、埼玉県酪農協会長賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のアールブリッツに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月21日、中3週で迎えた14戦目は、川島のKJブランドって何??賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ウインベザントにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2021年）

1月8日、中2週で迎えた15戦目は、ブルドッグボス引退記念（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアカンタレを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

2月3日、中3週で迎えた16戦目は、宝登山特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、高麗川特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた18戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、春陽特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた20戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のアイドクレース賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた21戦目は、稲荷山特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月3日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の月見草特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古岡勇樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のハリケーンメファに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6月28日、中3週で迎えた23戦目は、涼暮月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古岡勇樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったアマネラクーンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中5週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦の馬い!?はつうみ卵サンサンエッグ記念（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で古岡勇樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

12月21日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、師走特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5歳（2022年）

1月4日、中1週で迎えた26戦目は、千客万来特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は古岡勇樹騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた28戦目は、フェブラリーダッシュ（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた29戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、大和撫子特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた30戦目は、春和特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は古岡勇樹騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた31戦目は、けやき坂賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた32戦目は、アメトリンダッシュ（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で古岡勇樹騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた33戦目は、昭和の日特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は岡村健司騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

デビュー前

小澤宏次厩舎（浦和）へ入厩。

6月3日、デビュー戦は古岡勇樹騎手を鞍上に据えて、疾駆特別（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての4番ゲートからスタート。競走除外となった。

6歳（2023年）

2月13日、約9か月半の休養明けで迎えた34戦目は、春告草特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は古岡勇樹騎手（10戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた35戦目は、桜のまち幸手賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（11戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

4月3日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた37戦目は、京葉スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた38戦目は、のびのびシティさいたま市賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は古岡勇樹騎手（12戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

5月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、及川烈騎手を鞍上に迎えて、行田豆吉賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた40戦目は、浦和×大井ファンタスティックリレー賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で及川烈騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビタースマイルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月18日、中2週で迎えた41戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で及川烈騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。