イナズマローレル（2001年生、母スエヒロジョウオー）

イナズマローレル（2001年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「稲妻＋冠名（稲妻のようにターフを駆け抜けろ！）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のピルサドスキー（当時9歳）と交配したスエヒロジョウオーが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額2,940万円（5.88万×500口）で一口馬主が募集された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月17日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシントルファンを鮮烈な末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

2月7日、中2週で迎えた2戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

7月18日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月12日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

10月23日、中2週で迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のミココロを3/4馬身振り切って優勝

11月28日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は高野容輔騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた12戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4歳（2005年）

1月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

6月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったバトルブレーヴにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

7月10日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ノンスタンダードにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月7日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、6着に終わった。

9月25日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

5歳（2006年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

2月11日、中1週で迎えた22戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4月9日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

4月22日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイハッピークロスをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5月7日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

8月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた26戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

9月9日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた27戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6歳（2007年）

5月13日、約8か月の休み明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを5馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。