ヨイチキナコ（1997年生、母ボールドテスコ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、一山雄二郎から「八戸市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

3歳（2000年）

1月5日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1000m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジェダイマスターに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月6日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4歳（2001年）

8月26日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。4着を確保した。

9月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったロードフラッグにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のフォスキアセラーレに2馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

11月4日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヤマトメロディーに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

12月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井千明騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスプリングガーベラをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5歳（2002年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（7戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したダイワバウンドリーにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のエレガントレガーロをクビ差制してファンの支持に応えた。

7月6日、中8週で迎えた15戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月6日、中9週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の外房ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2003年）

6月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

7月5日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタサンヒボタンからクビ差の2着に惜敗した。

8月24日、中2週で迎えた23戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月27日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月2日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

7歳（2004年）

5月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って17着に終わった。

7月3日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

7月31日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。