タガノクリステル（2019年生、母タガノキャンドル）

タガノクリステル（2019年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したタガノキャンドルが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。2023年のスパーキングレディーカップ（ホクトベガメモリアル） 3(Jpn3)で3着に入った他、2023年の栗東ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月14日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3歳（2022年）

3月6日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では閃光のような末脚を披露したが、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったナリタグローリアスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブミーディザイアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月9日、中9週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマテンロウルビーに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの岩国特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの天草特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月30日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイミングナウをアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

12月18日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入った。

4歳（2023年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの門松ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

3月19日、中9週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

4月15日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの天満橋ステークス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプライムラインを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月14日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったアイオライトに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中6週で迎えた19戦目は、Jpn3のスパーキングレディーカップ（ホクトベガメモリアル） 3（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るパウオレを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

10月7日、中1週で迎えた21戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月10日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2024年）

1月7日、中3週で迎えた23戦目は、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月9日、中8週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。