ユウキフジ（1994年生、母サクラウスン）

ユウキフジ（1994年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のレジェンドテイオー（当時11歳）と交配したサクラウスンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）高橋ファーム。戦績は、中央平地20戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の白川郷ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月5日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着を確保した。

2月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月22日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたトニーザグレート決め手に屈してハナ差の2着となった。

3月8日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宝来城多郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリンデンミサイルに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月19日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で宝来城多郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のブラックホークをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

5月18日、中3週で迎えた8戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宝来城多郎騎手（7戦2勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた9戦目は、4歳900万下の白丁花ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宝来城多郎騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったトーヨーレインボーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宝来城多郎騎手（9戦2勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月6日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアスワンビッグに2馬身の差をつけて優勝

4歳（1998年）

1月25日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた15戦目は、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武幸四郎騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のフィールドウェイに1馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

4月11日、中3週で迎えた17戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で武幸四郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた18戦目は、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で武幸四郎騎手（7戦2勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた19戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で武幸四郎騎手（8戦2勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた20戦目は、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（10戦2勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。