アスターゴールド（2014年生、母シンボルスカ）

アスターゴールド（2014年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時15歳）と交配したシンボルスカが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。主な勝ち鞍は2018年の舞鶴特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤久枝によって1,836万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

2月18日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラローデに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月4日、中1週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したメイショウラケーテを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月24日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナポレオンズワードに4馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の浜名湖特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったナンヨープルートーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2018年）

1月7日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の舞鶴特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のキングジュエリーをアタマ差振り切って3勝目をマークした。

2月13日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中健騎手（7戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキーグラウンド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2019年）

3月9日、約13か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中健騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中健騎手（9戦3勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

6歳（2020年）

2月9日、約10か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中健騎手（10戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で田中健騎手（11戦3勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で田中健騎手（12戦3勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月30日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で田中健騎手（13戦3勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

2020年6月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月9日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3 17（高知ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルバールマンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月6日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3 16（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。