キングジュエリー（2013年生、母アイアムジュエル）

キングジュエリー（2013年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名より。宝石の王」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したアイアムジュエルが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、平井裕によって3,564万円で落札された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

2月20日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は534kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、M.デュプレシス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のプラチナダイヤに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月5日、連闘で迎えた6戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るケンブリッジバッハを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

4歳（2017年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシゲルオニカマスをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月9日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月23日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

11月3日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた13戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルブロッケンをクビ差振り切って4勝目を手中に収めた。

5歳（2018年）

1月7日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の舞鶴特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアスターゴールドにアタマ差届かず2着となった。

6月10日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の加古川特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の濃尾特別（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

8月28日、中6週で迎えた18戦目は、一般A7（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るフェザースピリットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

9月27日、中3週で迎えた19戦目は、はなのき特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のノボリフジを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

10月26日、中3週で迎えた20戦目は、ネリネ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた21戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったスムーズジャズに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2019年）

5月28日、約6か月半の休養明けで迎えた22戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般A5（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた23戦目は、一般A5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた24戦目は、白鳥座特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた25戦目は、アンドロメダ座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。