シルクデスペラード（1999年生、母シルキーグランス）

シルクデスペラード（1999年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時7歳）と交配したシルキーグランスが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地39戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

3月9日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキーボランチをクビ差振り切って1位に入線したが、その後3着に降着となった。

4月7日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたアグネスブレイブ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月18日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシュウザンマーチに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2003年）

1月5日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

1月18日、中1週で迎えた9戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラタフィアに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったレッドライトニングにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

3月16日、中3週で迎えた12戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は本田優騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマチカネメニモミヨにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、ロングキングダムに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村浩平騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月23日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッドアドミラルに半馬身届かず2着に敗北した。

9月27日、中4週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村浩平騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のテイエムセンリガンをハナ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るロングランナーを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5歳（2004年）

3月13日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村浩平騎手（5戦2勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（10戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の桃山特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（11戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた24戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月29日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村浩平騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のウイルデイールメモリアル（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた27戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村浩平騎手（8戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

6歳（2005年）

7月16日、約12か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（9戦2勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村浩平騎手（10戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（12戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた32戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は本田優騎手（13戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた34戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた36戦目は、K.ファロン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2005ゴールデンスパートロフィー（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた37戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

7歳（2006年）

1月5日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村浩平騎手（11戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（12戦2勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。