クリノトレジャー（2004年生、母サリーキーストン）

クリノトレジャー（2004年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宝物」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時13歳）と交配したサリーキーストンが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は櫛桁牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方42戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、櫛桁牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、櫛桁牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、永村侑によって367.5万円で落札された。

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月23日、デビュー戦は森下博騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

3歳（2007年）

2月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた5戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のウインターフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト白梅特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた7戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

6月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた8戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（荒尾ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中良明騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のスイートスティッチに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月10日、連闘で迎えた10戦目は、一般C22（荒尾ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中良明騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のクリノユメノセテに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月1日、中2週で迎えた11戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C13（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般C14（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックサファイアに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月26日、中5週で迎えた13戦目は、一般C12（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた14戦目は、一般C13（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月24日、中5週で迎えた15戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

4歳（2008年）

3月22日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた18戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、猪名川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた20戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた21戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中良明騎手（3戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレルアゲインからハナ差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた22戦目は、荒尾マジャク釣り特設（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルアゲインをクビ差制して制した。

7月22日、中2週で迎えた23戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（5戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルチニカから7馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中2週で迎えた24戦目は、さんしゅう屋特設（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中良明騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた25戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般C9（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた27戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C9（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた28戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、一般C8（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた29戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた30戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた31戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（9戦2勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のケイアイハルカゼに2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

12月17日、中1週で迎えた32戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた33戦目は、一般C16（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（10戦3勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2009年）

1月20日、中2週で迎えた34戦目は、一般C16（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（11戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた35戦目は、髭壱號来場記念ひのくに争覇（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた36戦目は、ウインターグランプリ（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（13戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた37戦目は、一般C21（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中良明騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた38戦目は、一般C18（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマイキーライアンに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月22日、中3週で迎えた39戦目は、一般C12（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月2日、中0週で迎えた40戦目は、晩春特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（14戦3勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のイマリオーエンスをクビ差制して1着ゴールを果たした。

5月10日、連闘で迎えた41戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（15戦4勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のトシイチロマンに3/4馬身の差をつけて制した。

5月28日、中2週で迎えた42戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（16戦5勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた43戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、一般C9（荒尾ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた44戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（17戦5勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のメイプルゴゼンをクビ差制して9勝目をゲットした。

7月1日、中1週で迎えた45戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた46戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（18戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイガノサッカオーに3/4馬身の差をつけて10勝目を達成した。

7月30日、中1週で迎えた47戦目は、一般C8（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（19戦7勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた48戦目は、一般C8（荒尾ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（20戦7勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサチノビッグチーフからクビ差の2着に甘んじた。

8月22日、連闘で迎えた49戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（21戦7勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月19日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた50戦目は、一般C9（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（22戦7勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた51戦目は、寒露特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（23戦7勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた52戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。