セイコーライコウ（2007年生、母ファインセイコー）

セイコーライコウ（2007年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雷光」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時9歳）と交配したファインセイコーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地37戦7勝2着7回。2014年のアイビスサマーダッシュ(G3)に勝利した他、2015年のシルクロードステークス(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月12日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったクロフォードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したダイワナイトに半馬身届かず2着に敗北した。

9月5日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレインスティックを異次元の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

10月24日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

11月22日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したダイワバーバリアンにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月12日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3歳（2010年）

7月25日、約7か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るスパラートを豪快な末脚で半馬身差し切って久しぶりの実戦をモノにした。

8月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したダイナミズムにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、伸びてきたアラマサローズ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

12月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドプレミアム（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（9戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキングレオポルドを3/4馬身振り切って3勝目を挙げた。

4歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（10戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のダイメイザバリヤルをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

1月29日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（11戦4勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月5日、中4週で迎えた14戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（12戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、テレビ愛知オープン（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（13戦4勝）。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

6歳（2013年）

6月29日、約25か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（14戦4勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた17戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月21日、中8週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったプレイズエターナルにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

11月10日、中6週で迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（15戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したツインクルスターにクビ差届かず2着に甘んじた。

7歳（2014年）

4月5日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（16戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウヨウアレスを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

5月25日、中6週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（17戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフォーエバーマークに1馬身1/4の差をつけて6勝目を手中に収めた。

6月22日、中3週で迎えた23戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（18戦6勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月3日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（19戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフクノドリームに半馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を手中に収めた。

10月5日、中8週で迎えた25戦目は、G1のスプリンターズステークス（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（20戦7勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月30日、中7週で迎えた26戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた27戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（21戦7勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

8歳（2015年）

2月1日、中6週で迎えた28戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた29戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた30戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（22戦7勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月2日、中5週で迎えた31戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（23戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月12日、中9週で迎えた32戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた33戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 小雨/重）に出走。17頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、6着に入り込んだ。

9歳（2016年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（24戦7勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に入った。

6月19日、中3週で迎えた37戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（25戦7勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。