フォーエバーマーク（2008年生、母リトミックダンス）

フォーエバーマーク（2008年1月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「永遠の証」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時10歳）と交配したリトミックダンスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地29戦6勝2着4回。2013年のキーンランドカップ(G3)に勝利した他、2013年のアイビスサマーダッシュ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、青山洋一によって2,100万円で落札された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月18日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、勝ったデラコリーナにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月31日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイトククリを上がり4位の末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のからまつ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモソーンパークに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月12日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3歳（2011年）

1月29日、中6週で迎えた5戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のシャイニーホークに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

3月21日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦2勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦2勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

11月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのパラダイスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

12月4日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって17着に終わった。

4歳（2012年）

1月9日、中2週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

4月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた14戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

6月10日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のラインアンジュに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月30日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のダイメイザクラを半馬身振り切って5勝目を奪取した。

5歳（2013年）

3月2日、約8か月の休養明けで迎えた17戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦2勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

4月28日、中7週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、勝ったアウトクラトールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月16日、中6週で迎えた19戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた20戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（4戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったハクサンムーンから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中3週で迎えた21戦目は、G3のキーンランドカップ（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のストレイトガールをクビ差振り切って念願の重賞初制覇を果たした。

9月29日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（6戦3勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に敗れた。

6歳（2014年）

5月25日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイコーライコウから1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月22日、中3週で迎えた24戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

8月3日、中5週で迎えた25戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村田一誠騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた26戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村田一誠騎手（10戦3勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

9月14日、中1週で迎えた27戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村田一誠騎手（11戦3勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村田一誠騎手（12戦3勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

12月27日、中2週で迎えた29戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。