エプソムリバティー（2000年生、母コメツトホープ）

エプソムリバティー（2000年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時13歳）と交配したコメツトホープが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は戸川牧場。戦績は、地方30戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年のミレナリオ特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸川牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、戸川牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、鈴木忠俊によって231万円で落札された。

伊藤和厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2002年）

8月3日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた2戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、2歳（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツリダファニーから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた6戦目は、2歳C1（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のキャロルポイントに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

1月13日、中4週で迎えた7戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエレガントマミーをクビ差制して勝利をモノにする

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月18日、中5週で迎えた9戦目は、3歳A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B2（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウエイトップに6馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

9月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

10月14日、中5週で迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、沖野耕二騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は沖野耕二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4歳（2004年）

1月4日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖野耕二騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月5日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったスターフェアリーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月7日、中4週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2五 C3一（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったローズリマークにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた21戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリンドスーパーに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月26日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦の一般C2六 C3一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカソクソウチを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

12月20日、中2週で迎えた24戦目は、ミレナリオ特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイピューマに1馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

5歳（2005年）

1月25日、中4週で迎えた25戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた26戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、バレンタイン賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ピープルズソングにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月28日、中1週で迎えた27戦目は、春暖賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（4戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

6歳（2006年）

4月21日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2-12 13（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2六アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた30戦目は、前住和寿騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。