メイショウルシェロ（2005年生、母ダイアナショー）

メイショウルシェロ（2005年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋小川（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウオウドウ（当時10歳）と交配したダイアナショーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着1回、中央障害7戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の鞍ケ池特別(500万下)。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月9日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

7月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアルモニーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のライトザキャンドルをクビ差振り切って雨下の激闘を制した。

4歳（2009年）

2月14日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は飯田祐史騎手（6戦2勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（7戦2勝）。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の有松特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（9戦2勝）。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（10戦2勝）。17頭立ての6番人気で大外17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月8日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（11戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、6着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（12戦2勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（13戦2勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

11月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（14戦2勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

5歳（2010年）

1月30日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（15戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキュートシルフを半馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

2月14日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（16戦3勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシークエストに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3月28日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で飯田祐史騎手（17戦3勝）。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

7月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で飯田祐史騎手（18戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で飯田祐史騎手（19戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で飯田祐史騎手（20戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で飯田祐史騎手（21戦3勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で飯田祐史騎手（22戦3勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6歳（2011年）

1月9日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で飯田祐史騎手（23戦3勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月6日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で飯田祐史騎手（24戦3勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月19日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で飯田祐史騎手（25戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月16日、中7週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で飯田祐史騎手（26戦3勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で飯田祐史騎手（27戦3勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は23戦連続で飯田祐史騎手（28戦3勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のゆうき賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で飯田祐史騎手（29戦3勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

11月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は25戦連続で飯田祐史騎手（30戦3勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は26戦連続で飯田祐史騎手（31戦3勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7歳（2012年）

1月15日、中3週で迎えた35戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月25日、中2週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で今村康成騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。鞍上は4戦連続で今村康成騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた39戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で今村康成騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったレーガンから4馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた40戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今村康成騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウエイキングからハナ差の2着に甘んじた。

8月25日、中3週で迎えた41戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今村康成騎手（6戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。