リネンアピール（2003年生、母リネンサプライ）
Rinen Appeal
2003.03.17
リネンアピール（2003年3月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋表現」。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時9歳）と交配したリネンサプライが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。戦績は、中央平地9戦1勝、地方26戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の2歳新馬。
経歴
デビュー前
南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2005年）
11月6日、デビュー戦は南田雅昭騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトミケンカイドウをアタマ差振り切って初白星を挙げた。
11月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦1勝）。17頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。
12月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。
3歳（2006年）
3月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。
4月8日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。
4月22日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は南田雅昭騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。
4歳（2007年）
3月3日、約10か月半の休養明けで迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。
3月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。
4月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は南田雅昭騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。
7月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。
7月31日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。
5歳（2008年）
4月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、桜花特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。
4月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、新緑特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。
5月17日、中2週で迎えた14戦目は、皐月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。
5月31日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。
6月15日、中1週で迎えた16戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。
6月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。
7月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。
12月14日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。
6歳（2009年）
1月3日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。
1月11日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2 31（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。
1月18日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（9戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。
1月25日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C2 33（佐賀ダート900m 雪/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（10戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アイリッシュハーブにアタマ差交わされて2着に甘んじた。
2月7日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山下貴光騎手（11戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。
2月21日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で山下貴光騎手（12戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテンジンコチフカバを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。
3月1日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上C2 31（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山下貴光騎手（13戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカシノパンジーに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
3月14日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山下貴光騎手（14戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。
3月22日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山下貴光騎手（15戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
4月4日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で山下貴光騎手（16戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。
4月19日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山下貴光騎手（17戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。
4月25日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた31戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で山下貴光騎手（18戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
5月6日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で山下貴光騎手（19戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に敗れた。
5月16日、中0週で迎えた33戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。
5月30日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（20戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミナミノカチドキをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。
6月14日、中1週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。