ノーフィアー（2014年生、母ミスフェリチタ）

ノーフィアー（2014年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「怖いものなし」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時12歳）と交配したミスフェリチタが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は有限会社石川牧場。2020年の千葉ステークス(オープンハンデ)で2着に入った他、2021年の佐賀オータムスプリント(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月3日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を披露し、4着に入った。

3歳（2017年）

3月4日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブランメジェールをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月1日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったジュンザワールドにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

12月9日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したオールドベイリーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2018年）

1月6日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったメガポリゴンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブランメジェールをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

2月18日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で江田照男騎手（8戦2勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で江田照男騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたダノンアイリス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月8日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で江田照男騎手（10戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月5日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で江田照男騎手（11戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で江田照男騎手（12戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウバイタルに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

9月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で江田照男騎手（13戦3勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で江田照男騎手（14戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2019年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシアーラインを半馬身振り切って4勝目をマークした。

3月23日、中3週で迎えた17戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの麦秋ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

8月3日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの外房ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた22戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

6歳（2020年）

1月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3月1日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（15戦3勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のイッツクールをハナ差振り切って5勝目を手にした。

3月21日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（16戦4勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったジャスティンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4月19日、中3週で迎えた27戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（17戦4勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月23日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（18戦4勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた29戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（19戦4勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

12月13日、中6週で迎えた31戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（20戦4勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

2020年12月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

7歳（2021年）

2月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から43kg増やして迎えた32戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、アネモネ賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノビートに9馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

3月13日、中1週で迎えた33戦目は、鏡山賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミスカゴシマに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月11日、中3週で迎えた34戦目は、六角川特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のミスカゴシマに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月8日、中3週で迎えた35戦目は、錦江湾賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（3戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のハッピーハッピーに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月24日、約3か月の休養明けで迎えた37戦目は、地方重賞の佐賀オータムスプリント（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で飛田愛斗騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた38戦目は、有明海賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で飛田愛斗騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月5日、中3週で迎えた39戦目は、地方重賞のウインターチャンピオンオープン（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で飛田愛斗騎手（7戦4勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8歳（2022年）

1月30日、中7週で迎えた40戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、球磨川特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

4月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた41戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（8戦4勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。