オンワードメテオ（1997年生、母オンワードハッピー）

オンワードメテオ（1997年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時12歳）と交配したオンワードハッピーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、中央障害13戦4勝2着3回。2002年の東京ハイジャンプ(JG2)に勝利した他、2002年の新潟ジャンプステークス(ハンデJG3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

11月6日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビッグワージブを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2000年）

12月2日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず15着に敗れた。

4歳（2001年）

5月4日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

10月6日、中9週で迎えた8戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は横山義行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサンキョウレリックに約26馬身の大差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

11月17日、中5週で迎えた9戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（2002年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、府中新春ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は横山義行騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月2日、中7週で迎えた12戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワウインダムから4馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中4週で迎えた13戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のインディアンルビーに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

4月27日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったガルフィンドリームからアタマ差の2着に甘んじた。

5月12日、中1週で迎えた15戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったミレニアムスズカから5馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中3週で迎えた16戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミレニアムスズカに5馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

8月17日、中9週で迎えた17戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に62.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は横山義行騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のガルフィンドリームに4馬身の差をつけて2つ目の重賞タイトルを手に入れた。

7歳（2004年）

5月16日、約21か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月16日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は西谷誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

9歳（2006年）

11月18日、約25か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に66kgの斤量を背負って出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。