サンキョウレリック（1996年生、母ノアレリック）

サンキョウレリック（1996年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のインナティフ（当時7歳）と交配したノアレリックが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者はエスティウィンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害8戦0勝2着2回、地方31戦4勝。主な勝ち鞍は1999年のステンドグラス賞(一般B3一)。

経歴

デビュー前

鈴木冨士雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1998年）

9月10日、デビュー戦は藪井武志騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藪井武志騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアクセルグッドに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のサフラン特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藪井武志騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のストレチア特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藪井武志騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイチコウタマユキをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

12月4日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のピラカンサ特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藪井武志騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のカネショウホマレに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（1999年）

1月1日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’99ゴールデンステッキ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

1月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藪井武志騎手（5戦3勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で藪井武志騎手（6戦3勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のフリージア特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藪井武志騎手（7戦3勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

3月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳オープンの’99雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藪井武志騎手（8戦3勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のライラック特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藪井武志騎手（9戦3勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のキンポウゲ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藪井武志騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた13戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2四（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月25日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、ステンドグラス賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は藪井武志騎手（11戦3勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンシャインヒミコを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

12月10日、中1週で迎えた16戦目は、師走特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藪井武志騎手（12戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた17戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藪井武志騎手（13戦4勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4歳（2000年）

1月8日、中1週で迎えた18戦目は、ビバ2000賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた19戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月29日、中3週で迎えた20戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、早春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた21戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた22戦目は、レグルス賞（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた23戦目は、てんびん座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた24戦目は、薫風賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた25戦目は、スピカ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藪井武志騎手（14戦4勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた26戦目は、アルタイル賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藪井武志騎手（15戦4勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

12月28日、約6か月半の休養明けで迎えた27戦目は、キャッツアイ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藪井武志騎手（16戦4勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5歳（2001年）

1月13日、中1週で迎えた28戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のウエルカム21世紀賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のサンドストーム賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた30戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藪井武志騎手（17戦4勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藪井武志騎手（18戦4勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

4月7日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた32戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の播磨特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた33戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネトシガバナーから5馬身差の2着となった。

5月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月6日、約4か月の休養明けで迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で嘉堂信雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったオンワードメテオから約26馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で嘉堂信雄騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた39戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で嘉堂信雄騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた40戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の美浦特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた41戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のサンタクロースハンデキャップ（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

6歳（2002年）

1月5日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

4月14日、約3か月半の休養明けで迎えた43戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。