ベアナチュラル（2018年生、母ドリームドリーマー）

ベアナチュラル（2018年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋自然の」。毛色は鹿毛。種牡馬のケープブランコ（当時11歳）と交配したドリームドリーマーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。2021年の高知優駿(地方重賞)で2着に入った他、2021年の土佐春花賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中神牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、熊木浩によって540万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月14日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

8月22日、中9週で迎えた2戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

11月1日、中6週で迎えた4戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

3歳（2021年）

1月10日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイスフィアに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月24日、中1週で迎えた6戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の土佐水木特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアスルノーヴァを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

2月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンギフトに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月1日、中2週で迎えた8戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた9戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の土佐春花賞（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入り込んだ。

5月22日、中8週で迎えた10戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山桃特別（高知ダート1800m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったハルノインパクトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月24日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦の魚梁瀬杉特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

8月29日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本雄大騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月2日、中4週で迎えた14戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、通りすがりの社長特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったセイウンオフロードに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、歳末特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

2022年3月25日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。