レインボーペガサス（2005年生、母ギャンブルローズ）

レインボーペガサス（2005年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「虹の中の天馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したギャンブルローズが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。戦績は、中央平地26戦5勝2着2回、地方1戦0勝。2008年の皐月賞(G1)で4着に入った他、2007年の全日本2歳優駿(Jpn1)で3着に入る活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月2日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったグラーフにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナムラハーンに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月17日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のピエナエイムに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月19日、中4週で迎えた6戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2008年）

2月17日、中8週で迎えた7戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスマイルジャックを3/4馬身振り切って初の重賞タイトルを手中に収めた。

3月23日、中4週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（5戦2勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、4着に入った。

6月1日、中5週で迎えた10戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（6戦2勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2009年）

3月8日、約9か月半の休養明けで迎えた11戦目は、大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

4月25日、中6週で迎えた12戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（9戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（10戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の柳都ステークス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

5歳（2010年）

11月20日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（11戦2勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、最後はスペルバインドと並んで3着同着となった。

12月19日、中3週で迎えた17戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の尼崎ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

6歳（2011年）

1月15日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（12戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクレバートウショウに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月13日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（13戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のブラストダッシュをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月7日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（14戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエアラフォンを3/4馬身振り切って2つ目の重賞タイトルを掴み取った。

9月11日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（15戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた22戦目は、G3の富士ステークス（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（16戦4勝）。17頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に沈んだ。

11月20日、中3週で迎えた23戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

7歳（2012年）

8月12日、約9か月の休養明けで迎えた24戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（17戦4勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって16着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（18戦4勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月14日、中4週で迎えた26戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（19戦4勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

9歳（2014年）

11月15日、約25か月半の休養明けで迎えた27戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。