ナムラオラシオン（2001年生、母ウインザーローズ）

ナムラオラシオン（2001年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋祈り（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時11歳）と交配したウインザーローズが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。戦績は、中央平地5戦0勝、地方41戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の大江運送千両賞(一般B11)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、樋渡信義から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、樋渡信義から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、奈村信重によって525万円で落札された。

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

3月14日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず最後はシノブエと並んで10着同着となった。

5月15日、中1週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

7月1日、中6週で迎えた6戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のパワーオウジに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた7戦目は、上松瀬竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るリードミストレスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月21日、連闘で迎えた8戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹下太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月11日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったメルシーウイスキーからクビ差の2着に甘んじた。

8月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C5（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクロダムラに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、オシロイバナ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルゼンセシルに4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月1日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上松瀬竜一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メルシーウイスキーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の一般B13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上松瀬竜一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤクモトロットから2馬身半差の2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた15戦目は、福重正吾騎手を鞍上に迎えて、一般B14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた16戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で福重正吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンキンエンプレスからクビ差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福重正吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月2日、連闘で迎えた18戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福重正吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福重正吾騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（2005年）

1月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、大江運送千両賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は竹下太騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のエレガントキッスに2馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

1月16日、中1週で迎えた21戦目は、金の成る木特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（7戦4勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（9戦4勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹下太騎手（11戦4勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた26戦目は、アザレア特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で竹下太騎手（12戦4勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた27戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で竹下太騎手（13戦4勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた28戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹下太騎手（14戦4勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた29戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で竹下太騎手（15戦4勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローレルメモワールを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のスズランさんおめでとう（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で竹下太騎手（16戦4勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で竹下太騎手（17戦4勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた32戦目は、牝馬限定の一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で竹下太騎手（18戦4勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた33戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は福重正吾騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた34戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定の一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹下太騎手（19戦4勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月24日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定戦の地球帰還（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（20戦4勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた37戦目は、航汰朗3歳バースデー（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（21戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月6日、連闘で迎えた38戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般B10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた39戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹下太騎手（22戦4勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

11月27日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた40戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた41戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

5歳（2006年）

1月8日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた43戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた44戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた45戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた46戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。