ハイパーレスポンス（2002年生、母レイホールビー）

ハイパーレスポンス（2002年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「超越＋反応。超越した力の持ち主」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時10歳）と交配したレイホールビーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似渡辺牧場。戦績は、中央平地8戦3勝。主な勝ち鞍は2007年の箱根特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

4月24日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月7日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイリュージョンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5歳（2007年）

1月6日、約20か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のフィールドミューズに1馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。

1月27日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のトロフィーディールをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月21日、約9か月の休み明けで迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7歳（2009年）

8月15日、約22か月の休養明けで迎えた6戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。