マキシムプリンス（1988年生、母ギフトプリンセス）

マキシムプリンス（1988年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時11歳）と交配したギフトプリンセスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地33戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は1992年の下北半島特別(500万下)。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

8月25日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマチカネウイジンに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月31日、連闘で迎えた2戦目は、4歳以上500万下の渡島特別（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた4戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月12日、中2週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月3日、中2週で迎えた6戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、サテライトオーに交わされて3馬身半差の2着となった。

11月10日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、コックニーに半馬身交わされて2着となった。

11月30日、中2週で迎えた8戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、ランドズイカクに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1992年）

1月6日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月7日、中6週で迎えた11戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の鳳来寺山特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

3月15日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

3月29日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

4月4日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

7月12日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、シクレノンビーボーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月19日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアイゼンフォックスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月26日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のニシノセーブルに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月29日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のツジノモアーを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

9月20日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月17日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、2着となった。

10月25日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた25戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5歳（1993年）

7月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた28戦目は、やまなみステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた30戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の競馬法制定70周年記念芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた31戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の甲東特別（阪神芝1400m 雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、サツマノンリーに交わされて2馬身差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。