モダンウーマン（2013年生、母スマートダズル）

モダンウーマン（2013年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時17歳）と交配したスマートダズルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方16戦8勝2着3回。2015年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で2着に入った他、2016年の桜花賞(牝S1)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

5月27日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレシューズに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月30日、中4週で迎えた2戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、タイニーダンサーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、マックスガーデンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のミスミランダーに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

9月3日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るマックスガーデンを次元の違う末脚で半馬身差し切って制した。

10月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（3戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、タイニーダンサーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスアデラに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月31日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のリンダリンダに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3歳（2016年）

2月3日、中4週で迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のポッドガゼールに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月23日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリンダリンダに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月21日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月8日、中6週で迎えた12戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月2日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

12月30日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は阿部龍騎手（6戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2017年）

1月26日、中3週で迎えた15戦目は、’17ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（7戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサクラレグナムに2馬身の差をつけて8勝目を挙げた。

5歳（2018年）

1月17日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。